このレビューはネタバレを含みます
職業紹介所をルームメイトのローズと共に立ち上げた。
仕事を軌道に乗せるため必死に働くアンジー。
利益を求めたため違法な道に外れていってしまう。
イギリスが抱える移民問題、労働問題をテーマにした社会派の映画。
女だてらに凄い度胸と根性だと思った。
不法移民の一家族を情から助けようとするアンジー。
気持ちはとても分かるが…。
母国に戻れば逮捕され、イギリスに残ればいつ強制送還されるかわからない。
そのため子供たちは学校にも行けない。
そんな人達が大勢いるのだ。
マフィアが偽造パスポートを移民たちに渡し働かせていた。
警察はそれを注意だけで済ませる。
移民達の事を思うと何とも言い切れない。
とてもとても難しい問題。
アンジーは雇っていた労働者に給料が払えず脅される。
そして、またアンジーは息子を守るため移民を求めてウクライナ、キエフで労働者を募る。
とても重く、スッキリしないがこれが現実。
ケン・ローチ監督作品