須川栄三。
この監督の作品は見た事ないなと調べたら仲代版"野獣死すべし"に加えセルフオマージュなのか藤岡弘版もあった。
サスペンスレスなクライムストーリーには集中力が削がれるのは止む無し。
村井邦彦のクールなサウンド、時折魅せる不安定なカメラと編集、昭和40年代の東京、これらを存分に浴びればそれでイイ。
藤岡弘よりも伴淳の目力が強い。
本物の散弾銃を使ったとしか見えないエレベーターアクション1シーンだけでも見応えあり。
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今日の一曲
本作に登場する悪党は半ば義賊。
昨今、厚顔無恥の悪を諦め半分で容認してしまう意味不明のムードが蔓延っているのはどうしたことか。
奴らの本音はこんなとこ。
地を這う者に翼はいらぬ / キリンジ
https://m.youtube.com/watch?v=w1qM9T11c5E