Dumbo

カイロの紫のバラのDumboのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
4.0
たとえば…
たとえばですが…

私が映画を観ていたら、
イーサン・ホークが
トム・クルーズが
コリン・ファースが
アーミル・カーンが
松山ケンイチが…
そんな映画の中の憧れの人(多い💦)が、
スクリーンから出てきて、私をさらっていく…

そういう(ありえない)映画です…笑


「5回も観てくれたね!」
トムがスクリーンから出てくる時、
ヒロインのセシリアに向かって
こう言うのですが、
この時、私の頭の中では、

「6回も観てくれたね!」
と言ってラミ・マレックが出てきました笑
(ボヘラプ6回観に行ったので😅)



皆さんの評判も良く、
映画好きにとってはたまらない
素敵な展開!!

もし、立場が違えば…
そして、幸せな結婚をしていたら…
私も純粋に楽しめたと思いますが…

なんともやりきれないラストに、
観終わって、もう苦しくて切なくて…
この気持ちを
どこに持って行けばいいのか
わからなくなりました。



主婦は夢を見てはいけない…
そして“現実の人”には
優しい人(男性)はいない。
(読んでくださってる男性の方、すみません💦)


セシリアの夫がモラハラでDVで浮気してて
もう最悪…
そんなやつに限って、
出て行くと言ったらびっくりして、
「もうしない、許してくれ、俺が悪かった」
と言う。
これはモラハラ夫がみんな言う事。
そして、それでも言うこと聞かないと、
「出て行けるものなら出て行け!
 おまえがひとりで生きていけるはずがない」
と逆ギレ…
これもモラハラ夫が必ず言う事。



でも…
現実がどんなに辛くても、

“不幸な結婚を続けて一生を終わるのか”
こんな殺し文句に騙されてはいけない…笑



THE PURPLE ROSE OF CAIRO
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