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カイロの紫のバラのryoのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
3.6
映画についての映画であること、正しくない人たちの恋愛が描かれていること、ついでに自分が出ていること、が組み合わさるといい作品になる、ウディ・アレンの方程式。この作品には出演していないけど、おなじみミア・ファローをヒロインに、映画と現実の垣根を超えるロマンチックでコメディチックな恋愛を描く。しかし最後はやっぱりすんなり行かない。夢を見ることの美しさと現実がいかに夢を裏切るかを同時に見せるのが彼のcynicismであり人間観なんだろう。
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