原田知世が見たくって。
実に30年ぶりくらいに見たと思うがこんなにポンコツ映画だっけ。もうご都合主義が止まらないのよ。なのになのにこの映画だとなぜか赦してしまった。ああ、これがトレンディってことなのね(違う)。
原田の元へ三上が行った時に急に急に花火。おいおい、どんなポンコツ映画だよって思ってしまったけど、これはそんな時代を楽しむ/楽しんでいた映画なんだから細かいことは気にしないの。
スキー、車(セリカ)、女子は髪をアップして(原田貴和子や高橋ひとみ)、無線に煙草(この時代は空気を吸うように煙草を吸っていたっけ)もうザ・バブルですよ。ああ確かにこの時代にスキーに行ったよ。スキーしなければありえないって時代の大学生ですから(反省)。
原田知世としてはもうあの伝説、拳銃をうつフリをするシーンね。原田知世はイイ!もうそう思わせる原田知世の良さいっぱいですよ。そういえばこの時代の原田知世ってなんともふわふわしていて自己主張少なくて、でたまにため口みたいなもじもじ少し自己主張キャラ。これが受けたんだろうねえ(当然自分にも刺さった)。とり・みきやゆうきまさみが「よい!」って唸っている時代の原田の良さですよ。今ではすっかり年を取ったけどやっぱりすごい人なんだよ。
ただ山はなめすぎだからな。一人で山を滑るんじゃないよ。だからこの時代はケーハクって言われるんだぞ。当時のケーハクといい加減と無駄なテンションが全部見れる、ああバブルって夢物語だったんだなぁって映画ですぜ。松任谷由美の曲はそれを補完します。