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トンマッコルへようこそのkojikojiのレビュー・感想・評価

トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)
3.7
 韓国で2005年度の興行成績第1位に輝いた作品らしいが、それだけのことはある。
 南も北もない。笑って、泣いて、心が癒され、友情が生まれ、恋が芽生え、命の大切を実感する感動の反戦映画だ。

#1385 2023年 419本目
2005年 韓国🇰🇷映画

 朝鮮戦争。
 南も北も兵士たちは過酷な状況にあった。たまたま生き残った南と北そして米軍の兵士が6人がそれぞれ辿り着いたのは、戦争のことなど何も知らないユートピアのような村トンマッコル。
 初めは歪みあった彼等だが、村で暮らすうちに、純朴な村人達の心にふれ、次第に敵対心が薄れていく。そしてほのかな恋が生まれ、父を無くした家族に迎えられような兵士がいたり、南、北兵士同士の友情が生まれ、戦うことの愚かさを感じるようになっていく。
 しかしそれも束の間、そこもまた、戦争の脅威に晒されようとしていた。
 彼等は協力して村を救うための戦いに飛び込んでいくのだが…。

 村人達が、6人の兵士が、とびっきりの笑顔を見せてくれる。それだけに最後は泣いて、戦いの愚かさに怒りが止まらない。
映画を観終わってジャケ写を観ると記念写真みたいで、心にジンとくる。 

 音楽は宮崎駿作品で世界を魅了する久石譲だ。この映画でもさすがと思う。やっぱり聞かせる。

監督:パク・クァンヒョン
脚本:チャン・ジン、パク・クァンヒョン
キム・ジュン
原作:チャン・ジン
製作:チャン・ジン
出演者
チョン・ジェヨン(北側の将校 この役者がドラマに芯を入れる)
シン・ハギュン(韓国側少尉 木村功を彷彿させる目がいい)
音楽:久石譲
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