2016年一番泣いた映画オブザイヤー。
日本の南にある小さな島、五島で学生時代から惹かれ合って一緒になった夫婦にはなんと7人！のこどもがいる。9人家族の犬塚家を、22年間に渡り追いかけた感動のドキュメンタリー。
家族思いの長男、お母さん代わり・しっかりものの長女、父親に反発しながらも最後は夢を叶えて帰ってくる次女。父親はうどん作りを通して人生のなんたるかを身をもって子供に教え、子供たちは両親の苦労する後姿を見て心豊かな、優しい大人になりそれぞれ巣立っていくー
トラさんとお母さんが幾度となく涙するシーンに、こちらもボロボロもらい泣き。
「家族」のために自らの人生を捧げたトラさんの生き様に心打たれ、感服する思い。トラさんが家族のために捧げたその愛情と信念は、子供に、そして孫に。綿々と次の世代に引き継がれ残り続けていくでしょう。
家族の原点を描き出し、繋がりの重たさと大切さを再確認させてくれる、素晴らしい作品。
