凡庸かと思いきや終盤はキリリ引き締まる
関ケ原の合戦から始まる序盤は全くの様子見。
家康が若山富三郎というのもはたしてどうなのか。その他配役もどう言っていいか分からない状態。
家康の好色場面が悪目立ちし、締まりのない江戸大奥劇に終わるかと思いきや、終盤はかなり激しい動きとなり、ここで若山富三郎家康がきりっとした演技を見せてくれたことで〆は悪くない印象。
最も真の主役は後の春日局:十朱幸代。彼女も草笛光子さんや名取裕子さんらに引けを取らぬ「女の迫力」を好演したのは間違いないところ。
とはいっても2時間では全物語の一部しか伝えられないというもどかしさは拭えず。
一つこれは懐かしい喜びと言っていいだろうけど、ヌードを披露した中の一人が気になり視聴後に調べたら鳥越マリさんだったこと。30年もたてば顔の記憶もおぼろげになるんだなぁと感慨に耽ってしまいましたね。笑
総評2.8の三ツ星
002009