よく映画化ドラマ化される実際にいた女性。
本作は、女性どうしのドロドロのバトルというより、ハーレムが解体される際までが描かれているのが珍しい。
イタリアの貴族に生まれたソフィエ。家族で父の任地に赴く途中海賊に襲われ、トルコのハーレムに売られてしまう。サフィエと名付けられた彼女は、どん底からのし上がっていくが……。
「なぜそんなに強いの」「涙が私を強くしたのよ」
「人生で大切なのはどう生きたかよりもどう生きたかったかよ」
という台詞は好みだった。
タバコばさみの存在を初めて知った。
シガレットホルダー、フィンガーシガレットホルダー、リングハンドシガレットホルダー、等呼び名があるようだ。
本作に登場するリング付きのものは、手が完全にはふさがらず指にはめたまま多少の動作ができるためでもある。手にヤニが付かないように、という台詞はよく理解できなかった。