ラスト・ハーレムの作品情報・感想・評価・動画配信

「ラスト・ハーレム」に投稿された感想・評価

fm

fmの感想・評価

2.3

このレビューはネタバレを含みます

歴史ドラマ
第一次世界大戦、トルコ

サフィエ → スルタンの寵姫となって権力を握る為、ハーレムに仕える黒人奴隷宦官のナディールと協力

サフィエ=マリー・ジラン
映像は長澤均さんの指摘の通り、アルマ=タデマの絵画を見ているような美しさ。
そしてアラビアンナイトを思わせる夢幻的な語り。
ハーレムの話なのに驚くほど、主たる皇帝の不在ぶりが目立つ女性上位的な作り。
全体的に西洋に眼差される東洋の情緒がたっぷりと描かれている。
タナカ

タナカの感想・評価

3.0
内容ありげで、分かりそうで分からない。

これは歴史的背景をかなり理解していないと難しい気がする...

内容は一旦置いといて、マリー・ジランが驚くほど美しい。横顔なんてもはや彫刻のよう。
otomisan

otomisanの感想・評価

4.2
 ロレンスが不逞白人としてしょっ引かれ屯所で鞭打ちを食らってる頃宮殿では、イタリアオペラの小舞台もはねて後宮も閉ざされると夜毎の寝物語が始まる。かつては千と一夜物語を替え帝の改心を待ったなんて事もあったが、その夜ついに話に倦んで楼名主が振った相手は使用人頭。勿体に勿体ぶって語るのは、後宮は初日の若い女と入れ違いに後宮から退ける元の愛妾とのひとときのやりとり。帝にお仕えするとは、後宮とは、そして、いつかサフィエというお方の話に流れて...
 寝物語を離れて、ところと時を違え幾度そんなやり取りが往く女来る女の間で交わされたろう。そしてはるか後年イタリアの鉄道駅の待合で昨日を捨てた若い女とこの地に寄り付いたかつてのサフィエとの間に数十年ぶりでよみがえる。
 バーン=ジョーンズが描きそうな細面のサフィエ。事件を梃子に皇帝の耳目を惹き、機知の働きでつけ入って寵姫におさまると、野心的宦官ナディールの片棒を担ぎ二人の子種を皇帝の実子とまんまと偽って、あげく二人は恋愛を。
 こうした事をよそに下界では共和国派が新政府を立て、英仏露はトルコ解体統治を企み、英軍は後宮まで50kmに達してしまう。皇帝の身と名誉の保証をかけての攻防もあったろう、目端の利く奴は盗れるものを盗って逃げもしたろう。給糧も断たれる中ある日後宮の面々もいきなり自由と解放を突き付けられるが、その使い方も使えるのかも分からない。サフィエもそれまでに皇帝の子たる"二人の子"を運拙く亡くし、ナディールは皇帝に随行して亡命。5年か10年ばかりの内に人生のピンからキリまでを浴びせられ、あとはお好きなようにと運命は告げるらしい。
 おそらく初めて自由意思を用いてハーレム・ソワールの契約を交わし世界中を巡業して行き付いた故国イタリアでナディールの訃報に接する。昔も愛妾たちがそうしたように物語を促すアニータには、しかし、ナディールの消息を偽る。その心の裏にサフィエの泣き所があるのだろう。生きるための選択で、初めての思うままの選択で、帰国し再会できたナディールを遂に喪った大間違いに、ナディールと共に生きられなかったその日の心の内も自由である事さえも恨んだろう。
 このようにして、涙を流した分強く生きてこれたという話のまことを偽っても、涙をこの待合室で示さぬ事は若い流れ女への餞であったかもしれない。ナディールが別の道を行き幸福でいると語る事に、それでよかったと。誰かが幸福なのは幸いである。と伝わる事だろう。行きずりの二人、二度と会うまい二人の語って聞いてが何になったか知れないが、昔見た夢が潰えて叶ってまた潰え、その傍らであの人も夢が叶って、夢見ずに他力で叶う運命の顔色伺いに疲れる悲愁を振り払って、みんなどこへ向かったのだろう。
 専制国の後宮でさえ人間隙あらばああしてやろうと企みもするし、自由な中の分岐点でも、しなきゃよかった選択がある。どんな世界にあろうとも、誰のどう生きたかを尋ね、ならば自分はどう生きたいか自問せよと突き付けながら、ツケも自分払いがフェアとコッソリ迫るようであった。
mikan

mikanの感想・評価

-
トルコの歴史的背景もあり、時代が前後して、難しい構成でした。
衣装や髪型、トルコのお風呂などが、照明も甘美で素敵でした。
オスマン帝国崩壊前夜のハーレムのお話。俗世と隔絶された愛欲と権力欲。ハーレムの語源を探るとなかなか勉強になる。
衣装、装束等は当時のトルコの様にきらびやかで美しい。ハレムにおける女同士の競争や宦官の策略など話は面白い。
ただ、合間にはいる語り手が従女と老婆の二人おり、時系列に混乱を招いてしまっている。
s

sの感想・評価

3.0
動画【字幕】
・トルコの雰囲気いいね!
・オスマン帝国崩壊が1922年で日本だと大正もうすぐ昭和。老女サフィエが現代の服着てカフェにいるわけだ
・もっとサフィエの話聞きたかったのにそういうオチw
NM

NMの感想・評価

2.0
よく映画化ドラマ化される実際にいた女性。
本作は、女性どうしのドロドロのバトルというより、ハーレムが解体される際までが描かれているのが珍しい。

イタリアの貴族に生まれたソフィエ。家族で父の任地に赴く途中海賊に襲われ、トルコのハーレムに売られてしまう。サフィエと名付けられた彼女は、どん底からのし上がっていくが……。

「なぜそんなに強いの」「涙が私を強くしたのよ」

「人生で大切なのはどう生きたかよりもどう生きたかったかよ」

という台詞は好みだった。

タバコばさみの存在を初めて知った。
シガレットホルダー、フィンガーシガレットホルダー、リングハンドシガレットホルダー、等呼び名があるようだ。
本作に登場するリング付きのものは、手が完全にはふさがらず指にはめたまま多少の動作ができるためでもある。手にヤニが付かないように、という台詞はよく理解できなかった。
ぽち

ぽちの感想・評価

2.3
ひねり過ぎなのか何も考えていないのか分からないが、意味不明な脚本で時系列が破綻している。

オスマン・トルコ定刻崩壊前夜に女官が物語を語りだし、それに合わせて駅の待合室で老女が若い女に話し出す。ここがもう意味不明。

女官が話しているのは多分ヒロインのサフィエのことで、画面はそのサフィエが年老いた時。で年老いたサフィエは若い女に昔話を始める。
一見二重構造のように見えるが、同じ昔話を女官とサフィエが話しているだけ。

この女官の描写は邪魔なだけ。単に帝国滅亡後に年老いたヒロインが思い出話をしていれば綺麗にまとまった。

ハーレム内の陰謀なども描き方があまい。映像とサービスシーンは良かったのだがイマイチ。
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