maro

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンのmaroのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

  ストーリー:★★★★★★★★★★
 キャラクター:★★★★★★★★★★
     映像:★×100
     音楽:★★★★★
映画館で観たい:★×100

『トランスフォーマー』シリーズ第3作目。
シリーズ第1部の完結編として、スケールのデカさにただただ圧倒されっぱなしの2時間半でした。

この映画で推したいのは2つ!
まずは、ストーリーがこれまでと比べて濃厚だったこと。
前任のオートボットの指揮官であるセンチネルプライムの登場。
彼がこの物語のキーパーソンなんだけど、故郷を守るためにまさかディセプティコンと取引をしていたとは。
そうとは知らず、彼を信じ切っていたオプティマスプライムや人間たち。
敵の罠にハマり、シカゴの街が占拠され、とんでもない市民が犠牲に。
これまではいくらディセプティコンとはいえ、人間を直接攻撃するシーンはなかったんだけど、今回は非情なまでに殺しまくりで。。。
こうなったのはオートボットのせいだということで、軍は彼らを地球外へ追い出そうとするんだけど、そこでのオプティマスやバンブルビーとサム(シャイア・ラブーフ)との別れ方には涙がこぼれた。
そういう意味では、シリーズの中で一番シリアスな展開だったともいえる。

2つ目は、安定の映像革命っぷり!
結局、オプティマスたちは敵を攪乱するために地球から出たと見せかけて、実は地球に残ったままなんだけど、終盤のシカゴにおける市街地戦は凄まじい映像だったね。。。
本当によくこんなの撮れるなって何度思ったことか。
『アベンジャーズ』(2012)で大被害を受けているニューヨーク並みに街がメチャクチャでさ。
トランスフォーマー同士の戦いはもちろんのこと、今回は人類側もハチャメチャすぎるだろって。
ショックウェーブが制御するドリラーに巻きつかれて倒壊するビルからの脱出劇や、ネスト部隊のスカイダイビングなど、命がいくつあっても足りなそうなシーンの連続!
しかも、スカイダイビングはCGなしで実際にウィリス・タワーから飛んでるらしいんだわ。
あんなにビルが密集した地帯をよく飛べるなと。
イーサン・ハントもびっくりじゃないかって(笑)

話は前後しちゃうけど、中盤で起こるハイウェイでのカーチェイスの映像も見どころポイント。
バンブルビーが障害物を避けるために、サムを乗せたまま車の形態からロボットに変身して、一度サムを外に放り出してから、またサムを押し込みながら車の形態に戻るっていうシーン。
あんなVFX、邦画じゃ絶対観れないよ(笑)
それを実現させちゃうマイケル・ベイ監督がすごいって。

あと、このシリーズを通して思うのは、けっこうトランスフォーマーたちの死に方ってエグイんだよな。
ロボットだからあまり感じないけど、頭は引っこ抜かれるし、体は引きちぎれるしで、なかなかにスプラッターなんよ。
彼らに痛みがあるのかどうかはわからないけど、最後のメガトロンなんかもうブチブチブチッって感じで痛々しかった。
けっこうオプティマスって容赦ないんだよね(笑)

そんなわけで、シリーズ第1部の完結編として、これまでの作品の中で一番ダイナミックでパワフルで壮大な世界観の映画だった。
大人の事情でミーガン・フォックスが降板してしまい、ヒロインがいきなりロージー・ハンティントン=ホワイトリー演じるカーリーに変わっていたのはちょっと残念だったけど。
とはいえ、これはもう絶対に映画館で観たい作品であることに変わりはない!

ちなみに、この映画とは全然関係ないけど、調べたらロージーの旦那様はあのジェイソン・ステイサムだった!(笑)

(2019.3.17追記)
(2023.7.29追記)
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