上海十月

迷走地図の上海十月のレビュー・感想・評価

迷走地図(1983年製作の映画)
2.8
日本の政治映画だと山本薩夫と熊井啓だなぁと。自民党の派閥政治と金権政治を揶揄してるんだが新型コロナの時代に生きるものからすると平和だったんだなぁと。とにかくオープニングのひったくりからダサい。政治が料亭、クラブ、議員会館、政治家の本宅で回っている。黒幕が出るが皆んな好色。秘書と熱愛する大臣の妻。(これ佐藤栄作総理秘書の元ネタあり)平田満が2000万円若いのに、おじさんになってる。(当時たまにあったなぁ)松坂慶子のセミヌードと早乙女愛のちょっとレズシーンで乗り切ろうというのが、ちと辛い。伊丹十三は、田中角栄やりすぎだろう。勝新主演にしてるけど出番少ない。写真ジャーナリズム的な映画で狙いかもしれないけど政治メッセージは、政治を描くので入れるべきではないかと。これで松本清張は、映画から手を引く。揉めたんだろうなぁ。やっぱり超豪華な2時間テレビドラマだった。
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