まーしー

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーのまーしーのレビュー・感想・評価

3.0
愛国心が強いものの、小柄で病弱であるが故に入隊が叶わなかったな主人公スティーブ(クリス・エヴァンス)が、超人を生み出す血清の投与により、キャプテン・アメリカとして活躍する——。

いたってシンプルな勧善懲悪のストーリー。
本作のヴィランは、秘密結社「ヒドラ」を率いるナチス将校。その名もレッドスカル。
このレッドスカルを演じたのがヒューゴ・ウィーヴィング。そう、『マトリックス』シリーズのエージェント・スミスでお馴染みの俳優。
キャプテン・アメリカvsレッドスカルという、解りやすい構図だった。

本作の特徴は、大戦中の時代背景だろう。 
キャプテン・アメリカの誕生も、軍や国民の士気を高揚する側面が強かった。どこかマスコット的な存在だったキャプテン・アメリカが、真のヒーローに押し上がっていく過程は、修行や武器で強くなるヒーロー像とは少し本質を異にする。

アイアンマンでおなじみ、トニー・スタークの父も登場。
他作品と連動するところがMCUの見どころの1つ。思わぬ繋がりの発見はテンションが上がる。

そして、またしてもサミュエル・L・ジャクソンが登場。今後を期待させる終わり方。
前作の『マイティ・ソー』のエンディングと言い、伏線だけが積みあがっている印象。どこでどう回収されるのか、今から楽しみ。

▶『アベンジャーズ』へと続く……。