炭酸煎餅

アルプスの若大将の炭酸煎餅のレビュー・感想・評価

アルプスの若大将(1966年製作の映画)
2.0
加山雄三と言えば今でも枕詞は「若大将」だけど、実際どんな感じだったんだろう?というのが見たくなって鑑賞。
(そんな風に思って前にも一本見た気がするんだけどどれだったかは忘れたw)

私学の優秀な建築学部生で教授の学会のお供で海外にも行き、スキー部主将で女の子にもモテる(でも今見てると「そのうち刺されそう」感もある)ヒーロー然とした主人公、航空会社とのタイアップだとかでお話的には大して意味の無い海外ロケシーン、何故か突然ギター片手に自身のヒットナンバーを歌いだす加山雄三、とまあいわばこれは当時の「憧れの生活を送るカッコイイ人」を描いた、昭和30~40年代のアイドル映画なんやろなーという感じでしょうか。
(なおタイトルの「アルプス」は先述の通り海外ロケで本家本元ですが、舞台のほとんどは日本アルプスですら無い苗場のスキー場です)

お話の方は若大将がマッターホルンでヒロイン(星由里子)と出会い、誤解やら嫉妬やらちょっとしたアクシデントやらの紆余曲折を経て最終的に結ばれるという、まあ特別何ということもない薄味なんですが、嫌な奴がほとんど出て来ないので前述の時代的な味も含めてまあまあ気楽に楽しく観る事が出来ました。
リマスターのおかげなのか、まだ都電が走ってて今より空が広い、高度成長期の東京の風景が鮮明に写ってるのが記録映像としても面白いです。

それにしても青大将(田中邦衛)かわいそうw
炭酸煎餅

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