Adele

若草の頃のAdeleのネタバレレビュー・内容・結末

若草の頃(1944年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

評判通り、心温まる素晴らしい作品でした
少し心が折れていた時に見たので、少し元気になれた

わたしは元々、ジュディ・ガーランドが好きでファンだから、贔屓目で見ているというところもあるかもしれない
しかし、それを差し置いても、今作のジュディは最高にチャーミングだった
当時の女性らしからぬ押しの強さや男勝りな感じもよかった
自分はジュディ・ガーランドはミュージカルスターになるべくして生まれてきた人物だと思っている
彼女が歌いだすと一気に惹きつけられ、心から離れない
だから、今作のHave Yourself a Merry Little Christmas の時は泣いてしまった
トゥーティはセントルイスから離れたくなくて泣いたが、わたしはジュディの歌声の素晴らしさに泣いてしまった
彼女の歌声はわたしの心の中と涙腺にどこか訴えかけてくるものがある
だから、この曲のみならず、Over the Rainbow もいつも泣きそうになってしまう

話が逸れましたが、パーティーシーン楽しそうだった
よく考えるとアメリカ人って昔からパーティ大好きでそれはずっと昔から変わらないんだね
ダンスシーンが大好きなので、みんなが踊ったりするシーンはワクワクしながら見入ってしまった
わたしもあんなパーティなら行ってみたい

お気に入りのシーンは舞踏会でのおじいちゃん
おじいちゃん、ダンスの名士だから、ツリーに隠れたと思ったら、スッと交代
おじいちゃん粋だわぁ

本作で唯一の不満というと、結局、エスターとジョンの婚約はどうなったのか?
プロポーズのシーンでも、正直エスターはさほど喜んでいるようには見えなかったし、結局、長女ローズの婚約をたてたんだろうけど、エスターの婚約はどうなったのか?
きっと、将来的には結婚するんだろうけど、ローズだけでなく、エスターの婚約も祝ってほしかったな

また、ハロウィンのシーンでのトゥーティの嘘がちょっと許せなかった
みんな、笑ってたけど、あれはいかんよ…
もしかしたら、あの後のジョンとエスターのあの展開のための嘘だったのかもしれないけど、あの嘘は何だかちょっと気分が悪かったな

正直、ヴィンセント・ミネリとアーサー・フリードコンビの作品って今まであまり好きなのなかったのですが、2人組んだ作品で初めて好きな作品となりました
Adele

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