Stroszek

アレクサンドリアのStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

アレクサンドリア(2009年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

原題"Agora"(「広場」)。紀元4世紀、アレクサンドリアの図書館長の娘ヒュパティアは、天文学者、数学者として認められ教壇に立ち弟子を持っていたが、キリスト教が奴隷たちの心をとらえることにより力を持ち始め、徐々に学問の自由を侵し始める。キリスト教が反知性主義の色合いを強めていく描写が恐ろしい。ヒュパティアが地球の公転パタンを解明するサブプロットがあるが、そこでの彼女は「宇宙の真理と恋に落ちた女」という感じだ。これまでの映画で女性がこれほど知的活動に溺れている様子が描かれているのは見たことがない。新鮮。
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