うえの

X-メンのうえののレビュー・感想・評価

X-メン(2000年製作の映画)
3.4
人類の急激な進化によって誕生したミュータントと呼ばれる超能力者たちが存在する近未来。
ミュータントの存在を認めない世界に対して、力で支配しようとする者、人類と共存しようとする者、それぞれの立場にて争いを繰り広げるミュータントたちを描いたMarvel実写映画化ブームの一役を買ったX-MENシリーズの第1作目。

アメコミヒーローといったらこれでしょう!の割には意外と知らなくてウルヴァリンって黄色のダサいかっこのやつじゃなかったけ?くらいの知識がなかった笑。

ミュータントという用語からわかるように社会的な差別が根付いている世界が舞台なため、非常に重くて暗い。
主人公のウルヴァリンは身体中に金属を埋め込まれた上に記憶喪失だし、ローグは皮膚に触れただけで生命力を奪ってしまう力のため、年頃の男の子といい感じになれないと各登場人物のバックボーンも非常に重い。
しかしプロフェッサーX率いるX-MENやミュータントの学校の面々と触れ合うことで少しずつ2人とも楽しそうな顔を覗かせる。

そこに現れるは人類を支配下におこうとするマグニート率いるミュータント組織、ブラザーフッド。
磁力を操るマグニートがスーパーダサいカッコなのに超強い笑。
今んとこTOP3に入るくらいに好きなヴィラン。鉄板で足場作りながら歩くシーンとか超かっこいい笑。

正直そんなにCGが発展してなかった頃の作品だからアクションシーンはまあそこそこ。
最初からX-MENとして登場するから各メンバーの人間性もいまいちわからない。
しかし能力の豊富さは面白い。
まだまだ画的に地味な感じはするけど作品ごとにクオリティもあがってくるだろうし楽しみ。

ヒュージャックマンがカッコいいのとイアンマッケランのラスボス感がカッコいいのとトード役の俳優がダースモールやってた人ってのが印象的な作品笑。
あと敵対心剥き出しのローガンとスコットの掛け合いがギスギスしてて結構好き笑。
トニーとスティーブみたい笑。
ユージュアルサスペクツのブライアンシンガーが監督なのも意外な発見だったなぁ。

2016年06月12日(日)1回目
2019年06月01日(土)2回目
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