ひょっこり

ドライヴのひょっこりのネタバレレビュー・内容・結末

ドライヴ(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

『ドライヴ』というタイトルから想像するよりもカーアクションは少なめ。リアルで無駄のないアクションでした。

アクションの前後の余韻がすごく長くて、じわーっと、たーっぷりためてます。すごく独特の雰囲気。主人公が寡黙で基本的に無表情なので、呼吸の仕方で焦りや憤りを読み取る作風。

それを逆手にとった最後のシーンはすごく上手い。
ほとんど静止画かと思えるような長い時間、主人公は血まみれでぐったりしてる。視聴者は死んだともとれるし、今までの流れでじっくりためてるようにもとれる。その数秒を固唾を飲んで見てしまう。
そこでゆーーーっくり瞬きして、「生きてる!」とほっとする。すごく好きな演出です。


ライアン・ゴズリングって『マネーショート』でペラペラ口が回る役をしていたので、こんな役もやるんだとびっくりしました。この方がでてる作品外れがないなー。
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