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点と線のcatmanのレビュー・感想・評価

点と線(1958年製作の映画)
3.0
1958年公開。やけにあっさりしていて、テンポが良いというより性急に話しが進んでしまう印象。「時刻表ミステリー」弱者の自分は劇中で展開される推理にも乗れない。個性豊かな俳優陣は「警視庁物語」シリーズの常連組の顔もチラホラ見えて嬉しくなるんだけど、どうも彼らの持ち味が上手く活かされていない様に思う。とにかく主演の南廣の棒演技が酷いうえにキャラクターに人間味も面白味も無いので全く引き込まれない。おそらく原作はもっと深みがあるんだろうな。当時の街並みや国鉄の駅の様子、蒸気機関車や青函連絡船の映像が見られるロケ撮影は凄く良い。85分。
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