このレビューはネタバレを含みます
とある深い森の中にある周囲から孤立した村があった。
その村では皆が平和に暮らしていたが、暮らしを守るために作られた掟を守らねばならなかった。
一つ、森に入ってはいけない
(彼ら)が待っている。
二つ、不吉な赤い色を封印せよ
(彼ら)を呼び寄せる。
三つ、警告の鐘に注意せよ
(彼ら)がやってくる。
この映画は、そんな掟にある村人以外の存在(彼ら)や掟の核心、そして村に迫る物語になっている。
やはり、M・ナイト・シャマラン監督。ストーリーの運び方、不穏な空気、そして作品の色や世界観がしっかりしていた。
しかし、しかしだ。
肝心な真実が明らかになるような大事なシーンで、高揚感や興奮を一切感じることができない作品になっているのだ。
「ナイト・シャマランの頭ん中、すげぇ!」となる作品ではあるが、それ止まりだった。ストーリーや設定の仕組みの凄さを感じられるような作品だった。
そう、本当に何も言えない。