Sari

イタリア式離婚狂想曲のSariのレビュー・感想・評価

イタリア式離婚狂想曲(1961年製作の映画)
3.6
2018/12/27 名古屋シネマテーク

【イタリアクラッシコ映画祭】にて

離婚厳禁のカトリック国イタリアを痛烈なブラックユーモアで斬ったピエトロ・ジェルミの超名作。

従妹に心惹かれ、鬼嫁と早急に離婚したい夫は、妻の姦通を発見した事にし殺害すれば、軽罪で離婚成立という目から鱗の案を遂行。
マストロヤンニの喜劇役者ぶりがとにかく最高。
イタリアのチャップリン?
同年Mアントニオーニ『夜』でのシリアスな役も、コメディも演じ分けるマストロヤンニが好き。
劇場内はクスクス笑いがあちこちからずっと聞こえていたが、最後のオチまで完璧。
フェリーニの『甘い生活』劇場の上映シーンが良かった。
ステファニア・サンドレッリがマストロヤンニの従妹役だが、相変わらずクールビューティで美しかった。
イタリア映画は話が面白いし、上手いと思う。
これはソフト化して欲しい。
もう一度、いや何度でも観たい。
Sari

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