サウナ中級者

天使のくれた時間のサウナ中級者のネタバレレビュー・内容・結末

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

まず音楽がとても印象的だった。シーンごとの雰囲気を的確に盛り上げ、映画全体に温かみを与えていたように思う。

そして、やはりニコラス・ケイジの演技が素晴らしい。コミカルな場面とシリアスな場面の演技の緩急が絶妙で、物語にぐっと引き込まれる。テンポも良く、エンタメ性の高い作品なので、幅広い層に受け入れられそうだ。

ただ、邦題は少しありきたりに感じるし、ストーリーの展開は比較的予想しやすい部分もある。仕事一筋の主人公ジャックが、家庭や家族の大切さを知っていく――このテーマは王道的で、ある程度先が読める。しかし、それを補って余りあるのが、登場人物たちの魅力と、心に響く台詞の数々だ。

特に印象的だったのは、アニーが「地球へようこそ」とジャックに語りかけるシーン。子どもの純粋な言葉には、時に大人の心を動かす力があると改めて感じた。また、終盤のこの台詞には深く共感した。

「驚きを共有し、犠牲を払い、それでも2人は一緒にいる。君は僕よりいい人間だ。おかげで僕までいい人間になれる。」

この一言に、愛とは何か、人と共に生きることの意味が凝縮されている気がする。

そして、ラスト。正直、途中までは「やっぱりストーリーは普通かな」と思っていたけれど、最後にジャックが元の生活に戻り、ケイトに会いに行く展開は予想外だった。特に、空港で想いを伝えるシーンには胸を打たれた。物語の王道的な流れを超えて、感動を与えてくれる演出だったと思う。

総じて、シンプルながらも心に残る映画。ニコラス・ケイジの演技と、人生について考えさせられるテーマが見どころの作品だった。
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