hajime363

東京暮色のhajime363のネタバレレビュー・内容・結末

東京暮色(1957年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

対比と類似による強調が映画においては大事なのかな、と改めて思わされました。巧みですね。

物語では血縁という類似性と、それにもがく姉妹の対比。
画でも、構図は同じだけれども映る人、モノが違ったりして強調がされます。

心理的成長が物語の主とするならば、タカちゃんが主人公の映画のように見えます。
母と同じ道を歩みそうになりつつも、物語を経て持ち直す。終盤、手向けの花を持った母を門前払いし、玄関で感情が吐露するシーンは素晴らしいですね。

とてつもなく良い映画ですね…
惜しむらくはリアルタイムで鑑賞が出来なかったことです。
普遍的なテーマなので今見ても色褪せませんが、親子関係や文化、価値観においては、どうしても共有できない文脈がありますね。
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