笠も原節子も有馬稲子も、
観客が心の中で叫ぶ言葉を、するするかわして、当たり障りない言葉ばかり喋る。
それがまずたまらない。
各々が、何かの事件の後に、ひとりうつむく。
その事件に対してうつむくん…
母に対してアキの「私、お父さんの子じゃないよね?」あそこ、ほんとに刺さる。
事実確認じゃなくて願望。
父という存在が暴力的でも悪人でもないのに、ただ「世界そのもの」みたいに動かない。
謝らないし…
暮色蒼然たる東京の風景に、一切紛れることのない暗鬱な心。
家族愛を扱うことの多い小津作品の中では、まさに異色と言える鬱屈とした物語。
身近な人間のエゴに振り回される有馬稲子は、二時間超ある劇中で…
小津安二郎監督 松竹 DVD
2026年公開映画/2026年に観た映画 目標52/120 1/6
とある映画友人から大量の、ちょっと考えられないくらい大量のDVDを頂きま…
ここまでダークな小津は、後にも先にも今作だけだろう。ただ、しっかり傑作。
他の小津作品よりも陰影が強調され、映像の奥深さと人物たちの後ろめたさや影を感じられる。構図も引き立っている。
有馬稲子の子ど…
暗くて重たいけど傑作すぎる…「子供には両親の愛情が必要」私も子供が大人になるまでは何があっても離婚しないようにしたいと思ったし、家庭を壊すというのは罪深い事だな。いっときの感情で子供を深く傷つける事…
>>続きを読む小津映画にしてはとにかく暗い作品。
笠智衆演じる父親と原節子、有馬稲子の娘2人との関係もぎくしゃくしておりすれ違っていてラストは悲劇で終わる。
唯一杉村春子の明るさが救いか。
山田五十鈴の淡々としつ…
すべてが明るみに出るわけではない。
ある人はあのことを知らず、別の人はこのことを知らない。
物語はそのまま終わる。それがリアル。
目の前の事象の原因は目の前にあるばかりではない。人間は複雑に見えて…
2015/5/30
全体的に、漂う空気が暗くて重苦しい。その理由は、有馬稲子演じる明子が全く笑顔を見せることなく、常に思い詰めた表情をしているから。が、それもそのはずで、彼女の恋人・憲二があまりに無…