「本当の恐怖を知ってる？
忘れたいことがあるのに
消したいことがあるのに
忘れることも消すことも出来ない。
一生 つきまとう」
いや、良い映画ですね～
ところどころジャンル映画的な雑味があるんですけど、総じて質の高い映画だと思います！観た方が良い部類！
原題の直訳は「薔薇,紅蓮」
韓国の古典的怪談である「薔薇紅蓮伝」を原作としていることに由来するらしいです。ただ踏襲しているのは大まかな設定だけで話は別物になっております。
ちなみに、原作は宇宙世紀0087年のグノプス戦役で暗躍したグレンデン・バラ中佐の波乱万丈の半生を描くスペースオペラです。読んだことないけどたぶんそんな感じ。
◆引用した台詞の通り、過去の過ちに囚われる様がホラージャンル的な外連味と共に描かれる前半。その過ちとは何なのか？という答え合わせの後半。
フリオチというか、構成がしっかりしているだけ前半部分は雰囲気を楽しめないと冗長に感じてしんどいかも笑
逆に後半は丁寧に説明してくれるし、なるほど、な“過ちの起点”も思春期的なソレとしての普遍性を担保しているので、ただのジャンル映画に留まらない余韻を残してくれる。
◆これは本筋ではないけれど、夢の中でしかあなたに会えないのなら、わたしは夢に生きることを選ぶ。的なロマンチックさも良かったですね。「現実は夢、夜見る夢こそが真実」ってやつですね！
神龍！ホラー要素を一切排除して双子の韓国美少女とひょんなことから箪笥に閉じ込められるだけの身も蓋もないちょっとエッチな夢を見させておくれ！
(いや、これから寝るけど切実に怖い夢を見たくない。マジで。)
