aaaakikoさんのレビューを読んで、俄然 興味を持ちDVDを借りに行きました!
ニコラス・ローグ監督作品は初めてと思っていたら、「赤い影」をだいぶ前に見ていました。同じ監督の作品とはピンと来ませんでした。
↓↓ちょっとネタバレしているかも↓↓
出だしから謎の展開でした。父親、どうしちゃったのでしょうか?
解らぬまま 映像に身を任せて 見続けました。
あっという間に大自然に呑み込まれる二人。昆虫から小動物、鳥類 大型の動物まであらゆる生き物の生態をそのままに映し出してゆく。姉と弟の普段着姿が余りも変だった。
「素晴らしき世界旅行」とかヤコペッティの映画みたいな雰囲気。生き物の死臭が漂う世界。
それにしても立派な姉と弟でした。弟は駄々をこねず 聞き分けのある男の子、お姉さんも弟想いのとても優しい女性でした。もし二人ケンカでもして 離れ離れにでもなっていたら、にっちもさっちもいかず 二人とも死んでいたかも。
アボリジニの少年との出会い、弟が何となくではあるが心を通じ合わせてゆく過程が良かった。それに反して アボリジニ少年と姉とは一応仲良しだったけど 意思の疎通が深められなかった。
アボリジニ少年の新たなペイントと身繕いは、部族にとっての正装だったのか?
そしてダンスが何を意味していたのか今も分かりません。謎のまま。ふつう通りの意味で求愛だったのか?どうしてあんなになってしまったのか?
もう見ている自分もあの場面でぐったり。
次から次へと獲物を捕らえて 生きる糧を得る強いアボリジニ少年の姿。
弟が冒険を通じて成長する姿が言葉に表れていて驚きました。
観測気球をあげている人たちのシーンとか必要あったのでしょうか?
結局のところ監督さんが何を訴えたかったのかは、よく掴めませんでしたが、短いながら 印象的なシーンが多くて、今後 記憶に残りそうです。