脚本家が「苦肉の策」と「開き直り」で書いたのかと思っていたら、原作がありました。
「原案はジュリアン・デュヴィヴィエとアンリ・ジャンソンによる『アンリエットの巴里祭』(1952年)の台本。それをジョージ・アクセルロッドが脚色した」となってます。
二人の脚本家が意見を対立させて脚本を練っていく話の原作を、脚本家とタイピングの話にアレンジしてます。
この脚本は、私にはどうしても、ハッピーエンドを喜ぶ観客を信じた観客に対する甘えとオードリーの魅力に頼った作品になってると思うのですが。
#1339
1963年 アメリカ🇺🇸映画
監督: リチャード・クワイン
衣装デザイン: ユベール・ド・ジバンシィ
音楽: ネルソン・リドル
原作: アンリエットの巴里祭
オードリー34歳(13/22)
締め切りまで後2日なのに、まったく仕事の進まない映画脚本家のベンソン(ウィリアム・ホールデン)。そこでタイピストのガブリエル(オードリー)を雇い彼女との会話の中からアイディアを色々膨らませていきます。
彼の脚本構想の映画と現実を交差させながら描かれるロマンチックコメディです。
ウィリアム・ホールデンとは「麗しのサブリナ」以来の共演。
ロマンチックコメディお決まりのハッピーエンドで、ほんわりした気持ちになれます。
あまり力を入れず軽い気持ちで観れば、まあまあ楽しめる作品になってます。
オードリーファンならなんら問題はありません。
やたらキスするのか少し難点ですが。💦
もちろん衣装はジバンシー。
忘れてはいけません。後一つ、この映画には隠された(隠していないかもしれませんが)サプライズが用意されています。
トニー・カーチスに加え、マレーネ・デートリッヒやフレッドアスティア(声だけです)、オードリーの旦那様(いた気がします?もしかした気づかない俳優がいるかもしれません)がサプライズ出演していることです。ヒッチコック映画に顔を出すヒッチコックみたいなものです。
2023.08.06視聴372