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『スティル・アライヴ』に投稿された感想・評価

たむ
3.0
クシシュトフ・キェシロフスキ監督のドキュメンタリー映画です。
生い立ちから、映画監督になり、大学で教えて、国際的な名声を得るまでの巨匠となって、亡くなるまでを彼と仕事をした人々のインタビューで構成しています。
貴重な映像もあり、メイキングものとしての面白さもあります。
インタビューや伝記本を読んでいると、真新しい情報はなかったりもしますが、作品と創作者の結びつきを考えさせる映画ですね。
クシシュトフ・キェシロフスキの「人生」を弟子のマリア・ズマジュ=コチャノヴィチが監督したドキュメンタリー。

キェシロフスキの学生時代や撮影現場、作品群、大学での講義の風景などについて親交が深かった人びとにインタビューをしたり、貴重な映像記録があるので、キェシロフスキ監督作品の理解が深まること間違いなし。またドキュメンタリー作品自体も、分かりやすさよりオーバーラップで語りや出来事が進行するなどアート作品のようになっていて純粋に面白い。

幸か不幸かキェシロフスキ亡き後に、作品に触れる私は純粋にその良さを感じることができる。だが、彼が生きた当時のポーランドの映画界は共産主義と「共犯関係」を築かないといけないから、物語の制約や思想信条による人間関係の対立があったことは想像に難くない。またそんな東欧の事情が、彼の作品を西欧の映画界が不当に評価するのも不条理としか言いようがない。しかし晩年はヴェネチアやカンヌで評価を受けたのだからよかったと思いつつ、人気監督としての「疲れ」をみさせられると素朴にそうとも言えない。

ただやっぱりキェシロフスキの中間管理職的な折衷において、体制批判や人間の葛藤を描く姿勢は大好きだし、現在の日本で作品をみられる喜びは噛み締めたい。映画が今もあるのなら彼は「まだ生きている」。

追記1
印象的な語りを引用する。

「ある物語を語るには自分の世界を持ち現実を意識するように叩き込まれた 
“出来が悪い”と捨てがちな数コマにこそ写された以上のものがあるかもしれない
 そう信じることだ 
 これは単なる四角ではない 
 では何か 
 私は街だと思う 
 単なる街や家より何かそれ以上のものを含んでいる 
 自分の物語を語るこの瞬間こそ自分の主張でありまさに観客たちとの対話なのである」

ポーランドという土地に根ざしてドキュメンタリーをつくったキェシロフスキらしい語りのように思える。

またブレッソンとベルイマン、カルバシュの3人がキェシロフスキの神であるという知人の証言は貴重な気がする。本作の字幕ではカルバシュであるが、filmarksの表記はカジミェシュ・カラバシュである。カラバシュ作品はみたいな…

追記2
インタビューを受ける人にヴィム・ヴェンダースがいることに驚き、というか影響を受けているんだと思ったし、さらにメーサーロシュ・マールタも登場することにはびっくりした。メーサーロシュ監督作品はとても好きなので、キェシロフスキ監督作品も好きになるのは必然な気がした。
3.0
クシシュトフ・キェシロフスキ監督の没後10年(2005年製作)を記念して作られたドキュメンタリー映画『スティル・アライヴ』。

(名前で気付けよって感じなのですが…)、私の頭の中には『トリコロール』シリーズでインプットされていて、フランス人かと思っていました。 そして、今知った事実。→トム・ティクヴァ『ヘヴン』が天国で、ダニス・タノヴィッチ『美しき運命の傷痕』が地獄なのね。

そんな無知全開な私なので、彼について語られてもピンと来ませんでしたワ;。語る人は豪華です。きっとファンの人なら、楽しめるはず。