モノクロ映画
出演者、森繁久彌、乙羽信子、田崎潤、山茶花究など
【内容】
大阪の貧民街が舞台
基本ドタバタコメディ、最後しんみり
序盤
乙羽信子が職探しをしている
元同僚の環三千世を頼りモデルの仕事を紹介してもらうが、旦那さん(山茶花九)とニャンニャンしたのがバレてしまい追い出される
田崎潤が経営する新職業女子プロレスを見学
その後食堂で助けてくれたおっさんに言いくるめられてまたニャンニャンすることに
乙羽信子とおっさんの休憩場所(部屋貸)が森繁久彌の部屋(まだ顔合わせはしない)
中盤
森繁久彌登場
猫を捕まえて売ってお金を得ている、というその日暮らしでどうしようもない状態
なんだかんだあって2人は映画館でようやく顔合わせ、もともと知り合いだったことが明らかになる
終盤
森繁久彌は乙羽信子を部屋に連れていく
田崎潤が森繁久彌に乙羽信子を売ることをすすめる
それがバレて逃げる乙羽信子、追いかける森繁久彌
話し合いのすえ2人は共に死ぬことを決意する
線路脇で汽車が来るまで語り合う2人、何度も飛び込みに失敗する
ラスト
お金もないし辛いことばかりだけど死のうと思えばなんでも出来る、何ともならなくてももともと、っていう夜明けエンド
【感想】
神保町シアター「生誕110年・森繁久彌――国民的名優“モリシゲ”の泣き笑い人生譚」にて鑑賞
フィルムの状態はあまり良くない(所々音飛びがある)上、大阪弁バリバリなのと、昔の邦画見るの久しぶりもあって所々「今何て?」が な箇所あるのが難点
ストーリーと出演者もなかなか地味
登場人物も少なく森繁久彌と乙羽信子による掛け合いが中心となる映画
2人の演技、かけあいが見応えあって素晴らしかった
森繁久彌は落ちぶれてるダメ男でいつもヘラヘラしてるように見えて、って役
乙羽信子はちょっと頭の弱い感じにも見えるが強気なところもあり表情豊かな役
具体的にどうこうってのはないんだけど、なんか会話聞いてるだけで楽しめる映画
森繁久彌の話術凄いなーって改めて思った
あとは
女子プロレスのシーンが多いのが印象的な映画
下着姿でお色気路線の興行かと思いきや、結構本格的に投げたり絞めたりしててなかなか凄かった
・まとめ
コロナ以来ひさしぶりに映画館に行っての鑑賞
なので映画そのものよりもそっちの感慨の方が深かったかも