いなだ

招かれざる客のいなだのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
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差別に反対し、リベラルを自認する人間が、自分の愛娘が結婚したいと連れてきた相手が黒人であることが受け入れられない、という… 直接的な発言がなくても、相手の反応で心情が伝わってくる序盤がキツかったけど、だんだんと風向きが変わって、最後までの流れが良かった。
州によっては違法行為…というような話が出てたので、今と比べて異人種間の結婚にかなり抵抗がある時代なんだろうな。(もちろん、黒人側の家族にも白人と結婚するなんて…という反応がある。) 社会的に同じラベリングでも感覚にかなり差があったり、貧富の差や世代間、男女間の違いなども盛り込まれているが、やはり対等に対話をすることの重要性が強調されているラストで、今観ても色々と考えるところがあった。

さすがにジョン(シドニー・ポワチエ)がスペック高すぎる。白人家庭の黒人メイドの反応が印象的だった。
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