ゾロ

招かれざる客のゾロのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
3.5
BS自動録画分鑑賞

タイトルから、スリラーやサスペンスを
想像してしまったが、上質な人間ドラマ

1967年のアメリカ映画
異人種間結婚が多くの州で違法だった歴史の中
23歳の白人の娘が黒人の男性と恋に落ちた
結婚の許しを得る為、彼女の実家を訪れる話

冒頭から、タクシー、画廊の従業員、家政婦
二人を見る人達の視線や行動が時代を現す

さらに、沢山の登場人物が出るけど
それぞれの偏見や意見をちゃんと表明
彼等の振る舞いや言動に違和感は無く
自然であり、正論だとも思ってしまう

だから
ちょっと綺麗にまとめすぎ…と思うが
この時代におけるマイノリティにとって
とても大事な主張であり、メッセージ

映画の世界ではなく
差別はダメと教えた自慢の我が子が
黒人の恋人を連れてきたら、驚くよね
しかも、超優秀だったりしたら……

決断までの時間は4時間‼️
んー 難し過ぎるでしょ‼️


一番印象に残ったのは
黒人のお母さんが白人の父親に言った台詞

男性は歳を重ねると情熱を忘れる
セックスをしなくなると思い出しもしない

うん、なるほどっ‼️ってなった

台詞が洗練されてるのかな?
登場人物が多い割には、
それぞれ丁寧に描かれていて
惰性や中弛みも感じない
不要なシーン無かったと思える
とても良質な家族愛の物語
ゾロ

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