真面目なカリスマ、エルヴィス
2009年5月17日 8時14分レビュー
アンドリューソルト監督。
全世界を席巻したアメリカ、メンフィスの星、歌手エルヴィスプレスリー。
彼のライブ、テレビ、再現ドラマからなるドキュメンタリー、彼の晩年まで追います。
高校から上手すぎるプレスリーの早熟ぶりに驚く。
そして人々の熱気熱狂ぶりの異常。
彼のライブパフォーマンスである腰ふり。
「あれは悪」
と言われる時代性はアメリカ
その時の偏狭で狭すぎる価値に思える。
(だってただリズムに乗ってるだけやん)
ライブアクトでは、初期のシンプルな構成のリズムセッションで歌うエルビィスは、ちょっとカリスマ入ってます。
音楽的にも格好いいです。あとフランクシナトラと共演したシナトラアレンジのデュエットも素晴らしい。
びっくりしたのが、離婚後のステージの変貌ぶり。
離婚原因(ステージでおもっきしチューしてるぞー)
死因も少し謎めいた感じです。
ステージに父をあげる真面目で実直な歌手エルビィス。
彼はカリスマティックな魅力にあふれています。
彼の発したポピュラリティが大衆のすさまじい熱によってエルビィス自身飲み込まれてしまったかのように感じました。