予備知識なしに見始めたのですが、
壮絶でしたね。
後で確認したら18Rでした。
が、この作品のテーマを伝えるには、
ココまでの描写が必要だったんでしょうね。
愛する人を殺された者の復讐譚ですが、
その復讐方法が半端ない。
始まって1時間くらいで、
真犯人にたどり着いて、
復讐までするのだけれど、
何故かトドメを刺さない。
あれ?
っと思って観ていると、
だんだんその理由が分かってくる。
が、今度はなかなか主人公の思い通りにならなくなる。
このあたりの展開が巧い。
中盤から後半は犯人と主人公の頭脳戦になって来る。
ただのサイコパスだと思っていた犯人が意外に手強い。
そしてその犯人を倒すために、
主人公も犯人同様のサイコパスの道を歩み始める。
これが、多分、テーマ。
イ・ビョンホンの抑えた演技が素晴らしい。
激情的になった時の演技も素晴らしいが、
抑えた演技でも、
感情がほとばしっているのが感じ取れるのが、
この人の魅力の様な気がする。
気の弱い人は観ない方が良いですよ。