よーすけカサブランカス

悪魔を見たのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

悪魔を見た(2010年製作の映画)
3.8
これまで映画が復讐というものを娯楽として人々に提供してきて、それは復讐者にとっても快楽をもたらすものでしかないことをここまで言及しつつ容赦なく観せた作品はあんまり記憶がない。
序盤の初めて宿敵と対峙するとき、それまでは悪趣味なスリラーの雰囲気だったのが西部劇を思わせる相対からアクション、という力技の転換が韓国映画らしい勢いで笑ったのだがこれも先述の問題意識からくる極めてロジカルな展開だろう。