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王女メディアのKKのレビュー・感想・評価

王女メディア(1969年製作の映画)
3.7
半分馬で半分人間のケンタウロス。
賢者である彼の言葉は神話の世界と現実の世界を行き来する。
神聖な力が残る国から現実の世界へ連れ出された王女メディアは、次第に俗世の個人的欲望に狂っていく。
意識か、無意識か。個人主義か、全体主義か。
現代においての神話の存在意味について考えさせられた。
エンタメ性は皆無。
芸術性の高い映画であるため点数を付けるのは私には難しい…

マリア・カラスが出てくるのに歌唱シーンは皆無。
日本やチベット等の伝統民族音楽が使用されている。
衣装のデザインが面白い!
KK

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