LunaPop

アルファヴィルのLunaPopのネタバレレビュー・内容・結末

アルファヴィル(1965年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

この世界線はもちろん極端だけど、AIが発展し続けている2025年の現在観ても自然に受け入れられるのがすごい。人間的なものが次々と削除されていく世界で、自殺か適応か処刑以外の道が閉ざされるのがリアルだなと思った。
こういうディストピア的な世界観を提示されると、ではユートピアとは何なのだろうかと考えさせられる。アルファヴィルという支配者の下「沈黙・論理・安全・慎重」を守りながら生きる世界がディストピアだとして、どの要素が何を「dis」として否定するのだろうか。
ストーリーとしては王道のSFロマンスという感じだった。ゴダール作品にしては珍しく主人公もヒロインもハッピーエンドでびっくりした。
LunaPop

LunaPop