LunaPopさんの映画レビュー・感想・評価

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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃブルーベリーパイ焼いてバニラアイス添えて食べたくなる。カスタードの香りまでしてくるオープニングの映像がずるい。エリザベスだけじゃなくて誰にも選ばれなかった登場人物全員の成長物語。いますぐ抱>>続きを読む

恋人のいる時間(1964年製作の映画)

4.0

マーシャメリルが美しい〜〜〜〜〜〜!!!横顔というか鼻と流し目がすごく好み。
平凡な女性が広告に影響されることとそこからの脱出・自己発見がテーマらしいが、あくまでサブくらいの位置付けだと思う。
人体を
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

4.5

都市と人間を解剖するスケッチのようなものという他の方の感想がとてもしっくり来たのであまり書くことはない。
頭脳も洗えるアメリカ型パックスと形容されていたように、アメリカがパリにもたらした資本主義的文化
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女は女である(1961年製作の映画)

3.5

まずアンナカリーナはひたすら可愛いし、どのシーンもコミカルで楽しかった。男女の考え方のすれ違いや分かり合えなさを断片に繋いでいくミュージカル映画。
部屋の花瓶の白バラの中に1本だけ赤いバラが混じってる
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

2.5

ローリングストーンはあんまり知らないけどSympathy for the devilだけは知ってるし大好きなので面白かった。ゴダールの映像は相変わらず美しいけど、映像の一つ一つが独立している割にまあま>>続きを読む

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.5

救いたくなる形をしていない弱者は救われなくてもいいのだろうか?と思った。外見だけの話ではなく。
確かに主人公は性格も言動も最悪で、コメント欄で非難されまくることにも納得が行くレベルのことをしている。が
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.0

お世話になった方からおすすめされたので観に行った。葛藤というテーマでオッペンハイマーでの既視感を感じた。科学者としての自分と人間としての自分の葛藤を描くオッペンハイマーと、聖職者としての自分と人間とし>>続きを読む

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

4.0

アリアスターが関わっているので。知ってるけど本当にエグみの表現が凄まじい。本作品においては特に当事者とそれ以外の認識差の描き方が印象的だった。「映画を観ている」以上、基本的に私たち観客は登場人物を客観>>続きを読む

メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

4.5

ゴダールの愛に対する信奉心みたいなものに共鳴できる映画。
政治思想や金銭、権力欲などにドライブされて生きる登場人物たちの中で1人だけ愛にドライブされて生きる主人公の描かれ方が眩しい(「私は自分やリシャ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

フェルディナンとマリアンヌはとても対照的なカップルだ。文章を好み論理性を重んじる内向的というか静的な男性と、歌ったり踊ったりするのが好きで感性のまま動的に生きる女性。破局の過去がありながらも共に逃避行>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この世界線はもちろん極端だけど、AIが発展し続けている2025年の現在観ても自然に受け入れられるのがすごい。人間的なものが次々と削除されていく世界で、自殺か適応か処刑以外の道が閉ざされるのがリアルだな>>続きを読む

はなればなれに(1964年製作の映画)

4.0

後からじわじわと良さが込み上げてくるタイプの映画かもしれない。
ゴダール本人のユーモラスなナレーションを交えながらコミカル(しかしあくまでシックに)描かれる3人の青春と、不穏な亀裂に淡々と引き裂かれて
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あこがれ(1958年製作の映画)

4.0

個人的には『大人は判ってくれない』よりも好みだった。
シンプルな短編ながらも、子供たちがのコミカルなシーンの小気味良さとヒロインの最初と最後の対比的な装いが印象的だった。画面からわちゃわちゃした子供た
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.0

子供の視点から描かれることで、大人という強権から下される判断・解釈と実質の乖離が表現されていたように思う。主人公が大人たちから理不尽な目に遭わされ続けて結果的に非行に走っていく(それも様々な不安や葛藤>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まずは色彩についての感動を表したい!!!!!初めて観た色の付いたゴダール作品はもう信じられないくらい一つ一つの画面が完成されていて、でもただ綺麗なだけじゃなくて意味作用も付与されていて、改めてこの監督>>続きを読む

小さな兵隊(1960年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『勝手にしやがれ』『女と男のいる舗道』を鑑賞した流れで観たという前提があったうえで、拷問後のブリュノの独白でゴダール監督の基本的な考え方のようなものが明確に示されていた1本だったように感じた。

まず
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

(※ 『哀れなるものたち(2023)』のネタバレもあります)

ラストシーンの衝撃が強すぎて、見終わった直後思い切り血の気が引いていた。

搾取構造の中に取り込まれてしまったからああいう最期になってし
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴダール作品を可能な限り全部観ることにした。まずはこれから。

ミシェル→パトリシアの矢印が開幕から終幕まで一貫して強いので、ミシェルはパトリシアをすごく愛しているのか?と錯覚しそうになったがそれは違
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薬指の標本(2004年製作の映画)

4.0

原作先に読んだ状態で鑑賞 革靴のデザインなのか画面の構図なのか靴の「清楚なのに媚びない」が本当に伝わってきた あとイリス役の女優さんのマネキン感が良かった

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.5

結構すきだったなあ コンディション整ってなくて眠かったのでちょっと見尽くせなかった感あるけど逆にそれがよかったかも

脳内森の中のシーン、共感して寄り添ってくれる誰かが欲しくなる瞬間 わかる

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.5

エグい エグすぎてちょっとまだレーティングできる心の余裕ない エグい

8/10 レーティングした

オオカミの家(2018年製作の映画)

5.0

粘土とか絵の具のドロドロ感がストーリーとマッチしててよかった 歴史的背景知らずに観たので虐待とかがテーマかと思ったけどカルトの話だった 構造としては似てるんだろうね

関心領域(2023年製作の映画)

4.5

映画らしくない演技・カメラワークの無機質さで映画内容をより現実に隣接させられていたと思う 音響や色の象徴的な使い方がとてもよい エンドロールが圧倒的に鳥肌たった

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.0

コペンハーゲンの美術館でMemory Lostを鑑賞した際、様々な要因で社会に順応できなかった人々への大きな愛を作品から感じたのが印象的だったけど、半生を知って納得した。のと、アメリカにおけるアートの>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

時系列が複雑でわかりづらいという評価のみの事前知識で観に行ったけど、その「わかりづらさ」によって関係者それぞれの視点やオッペンハイマーの心象がとても丁寧に描かれていたし、最後にしっかり回収してこちら側>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

4.0

正直ストーリーちょっと無理あるくないか?て思うところもあったけど、アングラ世界観でサイケ音楽サイケお兄さん性悪女暴力をお出ししてこんなやさしいストーリーになるのすごいしそれをここまでスタイリッシュにま>>続きを読む

キンキーブーツ(2005年製作の映画)

2.0

ミュージカルのキラキラを期待するとちょっと期待外れかも

Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

曲がいいよね好き 実話ベースだからミュージカルのストーリーラインだと結構綺麗にまとまりがちな離れた家族との再会みたいなのはなかったけどお母さんとの関係性が強調されててありだった 主人公の演技良いし揃え>>続きを読む

ホームステイ ボクと僕の100日間(2018年製作の映画)

4.0

昔からカラフルが大好きで観たけど良かった ひろかが好きだからいないの悲しかったけどこのヒロインはこのヒロインで良かった

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD(2015年製作の映画)

2.5

ちょくちょくツッコミどころはあったけど意外と面白かった 大人数の友達と観ててNTR!?NTR!?!?!?ってなってた