しゅうへい

ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦のしゅうへいのレビュー・感想・評価

3.0
「伝説の超サイヤ人、遂に現わる!!悟空は"伝説"を超えるか。」

悟飯、亀仙人やベジータ達がお花見を楽しんでいると、サイヤ人のパラガスがやってきた。ベジータを新惑星ベジータの王として迎え入れるためだという。一方、悟空は界王の依頼で宇宙空間で暴れ狂う伝説の超サイヤ人を倒すべく"気"を頼りに宇宙を模索していたが、なぜか新惑星ベジータへ行き着く。

春休みの東映アニメフェア「鳥山明・ザ・ワールドII」として上映された。同時上映作は『Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!ペンギン村はハレのち晴れ』。

DB屈指の絶大な人気と知名度を誇るキャラクター、ブロリー。時にはZ戦士から恐れられ、時にはファンからネタにされた“伝説の超サイヤ人”に相応しい初登場回。初の長編作品でもある今作は時系列としてはセルゲームの直前。ちなみにブロリーの戦闘力はセル完全体を大きく上回る。

「もうダメだ…おしまいだぁ…」
最狂最恐。極悪非道。1000年に一度現れる伝説の超サイヤ人、ブロリーが絶望的な強さをしており、見返す度に倒し方を忘れる程。この時点で超2に覚醒できるサイヤ人がおらず、束になってかかってもノーダメージ&瞬殺。ブロリーが一向にトドメをささないのは戦闘を楽しむサイヤ人の特性か、弱者を痛ぶり快感を得る残虐性か。幼児の段階で他の惑星へ追放した故ベジータ王の英断。

何もかも突拍子もなく急展開過ぎて笑っちゃう。たまに会話が成り立ってないし、ベジータを筆頭にキャラ崩壊、情緒不安定な場面がチラホラ。人造人間が襲来してる最中、悟飯は予備校受験、お馴染みの一行はお花見を楽しむパラレルっぷり。予定調和の為に悟空達のIQが下がり、ベジータが早々に戦意喪失するのはご愛嬌。日常回が好きな人にとっては、このくだらなさがまた良い。ラストはあまりにも呆気ない…笑。
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