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となりのトトロのzのネタバレレビュー・内容・結末

となりのトトロ(1988年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

安定して面白い。
子供の頃に見た時とは違う感想が出てくる。

キャラクターでとても魅力的だと思ったのは、メイとネコバス。
メイは所謂可愛らしくて意地を張ってしまう幼い女の子、という訳だけでなく、あのガサツ…というか、がなりの効いた声が非常に印象的だと思う。意外と他に類を見ないタイプじゃないかな。
あと、オタマジャクシを「オジャマタクシ」って言ったり、トウモロコシを「トウコロモシ」(?)とか言い間違えてるのも、リアルな4歳児。

ネコバスは単純にデザインがいいし、暖色ベースで猫目なのがチャーミング。
ドアが自在に開閉できたり、ふっっさふさの感触なのも魅力的。

「子供の目にしか見えない何か」が出てくる作品って沢山あるけど、大抵はその子供が親に「いた!見えた!」と言っても、「そんな馬鹿な事あるわけないでしょ」とか言われるのがセオリーな気がする。
対してこの作品は、両親が子供の発言に関して寛容的だし、ちゃんと信じようとしてくれる。子供の言い分も尊重してくれる、そんな両親が描かれているからこそ、子供の心に刺さる作品なのだと思う。

あと、父親が思っていたよりも5倍くらい変人だと今になって理解した。

カンタもかっこいいし可愛いよ!!
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