あさと

太陽を盗んだ男のあさとのレビュー・感想・評価

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)
4.3
原爆を作り出した中学教師が繰り広げる大迫力のアクション映画。まずこの時代の邦画でよくこんな映画が撮れたな、と思うほどのスケールの大きな映像で圧倒された。冒頭の国会議事堂のシーンなんかはよく許可が降りたなと思ったんだけど、鑑賞後調べたところ許可を取らずに行ったゲリラ撮影だったらしい。それ以外にもデパートのシーンやカーチェイスのシーンなど、とても大掛かりな作りだった。

主演の沢田研二も役になりきってて、個性的だけど自然な演技だと思った。それを追いかける刑事役の菅原文太もいい感じ。ヒロイン?役の池上季実子は不自然な感じだったけど。

昭和の日本のバイタリティというかエナジーというか、そんな物を見せつけられた映画だった。あんまりこういう血なまぐさい映画って好みではないんだけど、この映画は高評価せざるを得ないなって感じでした。見てよかったです。
あさと

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