masa

太陽を盗んだ男のmasaのレビュー・感想・評価

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)
3.9
邦画の伝説のカルト作とも評価されている作品。やっと観れました。監督長谷川和男。

はちゃめちゃな映画だな(笑)
名作に数えられてるからもっとシリアスなのかなと思っていたら、いい意味で期待を裏切られました。

「原爆を作って政府を脅迫する」というような内容なので現在では、絶対にTVでは放送できないし、同じような映画は作れないだろう。

それ以外にもマツダの車両提供による大掛かりなカーアクション、国会議事堂や皇居前をはじめとしたゲリラ的なロケが魅力的?です。
全体的にはシュールでコミカルな作りだが、原子爆弾製造や皇居前バスジャックなど、当時としてもかなりヤバい内容でしょう……

中学校の理科教師である城戸誠(沢田研二)は、茨城県東海村の原子力発電所から液体プルトニウムを強奪し、アパートの自室でハンドメイドの原爆を完成させた。そして……

ジュリーが自宅で爆弾を作るシーンは、セットとかは時代を感じてしまうんだけど痺れる。。突っ込みどころ満載なんだけどそれもまたいい。

ぐうたらなオタクな理科の先生役なんだけれどジュリーが演じると、妙に色気が出ちゃうんだよな、これが。
菅原文太の鬼気せまる刑事役も凄い。
masa

masa