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太陽を盗んだ男のらのレビュー・感想・評価

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)
3.8
このアナーキーさは最高だ。ツッコミどころと言われがちな細かい部分のリアリティの無さは映画的演出としてかえって好きだなぁ。確信犯的なコメディも入ってる。太陽を盗んだものの政治的には無目的で、あるのはただ漠然とした怒りだけ、というのがかなりポイントになっている。鬱屈とした社会に対する反発と無軌道性。日本版『タクシードライバー』とも言えそうな作品。
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