うえの

メメントのうえののレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
3.9
保険会社の調査員のレナードは自宅に押し入った強盗により頭部に損傷を受け、記憶が10分しか保たない後遺症と妻を強姦され殺害された過去を持っていた。
復讐を誓い、残しておいた写真やメモを頼りに犯人を追い詰めていくレナードを描いたサスペンス映画。

物語の終盤から序盤にかけてをコマ切れに逆再生していく構成とレナードが謎の相手と電話越しに語り口調で綴るモノクロのシーンを混同させた展開が大きな特徴。
どなたかこの展開の時系列を図解した資料の作成を願います笑。
観ながらだとどうにか時系列を頭の中で組み立てながら観ることができるが、のちのち展開をメモしたのを見返すと何を言ってんだこいつはってなる笑。
簡単に説明すると厨二をこじらせた男を斬新なプロットで表現するといった感じ。すごい文句を言われそうな表現でちょっと怖い笑。

ラスト全てが繋がり、ありとあらゆる断片的なシーンが繋がっていく感覚は超気持ちいいが、観た後にすぐ内容を忘れてしまうまさに記憶喪失体感ムービー。
自分に記憶力がないだけかもしれないが笑。

主人公同様記憶が断片的にないかのようか体験ができる初期傑作

2015年01月05日(月)1回目
2017年09月03日(日)2回目
うえの

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