きりん

ロイドの要心無用のきりんのレビュー・感想・評価

ロイドの要心無用(1923年製作の映画)
4.0
世界三大喜劇王の一人、ハロルド・ロイドの『ロイドの要心無用』を活弁士と楽団付きで鑑賞。
活弁士/片岡一郎
楽団/カラード・モノトーン

恋人と離れ出世を夢見て都会へとやってきたロイド。成功せずしがないデパート店員だったが見栄を張って恋人に高価なプレゼントを贈る。成功したと思いロイドに会いに来た恋人によって事態はわちゃわちゃする話。


チャップリンやキートンは日常には居ないキャラを演じるのに対してロイドの特徴は、我々の生活に馴染むような、どこにでもいるありふれた青年によるドタバタ喜劇。丸ぶち眼鏡は日本ではロイド眼鏡として有名だとか👓

実はロイドの作品の中で一番観たかったのが本作。というのも様々な映画でオマージュされている有名な時計の針からぶら下がるシーンが観たかったからだ。今回活弁士付きで観れたのはかなり嬉しい✨

ロイドの代表作でもあり高層デパートの壁を登るという危険なアクションをこなしており、その先で待ち受ける時計ぶら下がりは緊張感が高まるぅ🙌🏻✨

私が大好きなジャッキー・チェンが『プロジェクトA』で魅せた時計台落下シーンはまさに本作へのオマージュ!本家ロイドの方は喜劇人らしく笑えるシーンがてんこ盛りで緊張と緩和の使い方が上手い👏🏻

今回たまたま三大喜劇王の作品を立て続けに活弁士付きで鑑賞できたけど、それぞれに特徴、個性があり楽しい時間を過ごせた。またあったら参加したい✨✨✨
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