ちぇるごまる

影武者のちぇるごまるのレビュー・感想・評価

影武者(1980年製作の映画)
3.8
黒澤明監督作品。
初鑑賞。

武田信玄に瓜二つの盗っ人がつかまり、彼は武田組織内部の命令で影武者となるが…。

影武者であるということは、どんな時も武将になりきり、武田の部下たちの言いなりになり、己を捨てて生きること。
その心情に悲哀を感じた。
舞台役者の仲代達也の迫真の演技は、やや大袈裟に感じたが、能楽のシーンも素晴らしく、大量のエキストラと馬を使った緊迫感ある戦闘シーンは、当時にしては凄い撮影だったと予想する。
和服好きな私にとって衣装も興味深く、スクリーンで見たら長尺も気にならないほど楽しめただろう名作。
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