＊このレビューは個人の感想です。
ハマらなかった…
ミュージカル映画ってハマるハマらないがあって、これは後者だった。
見返すとハマる映画もあるんだけれど、これは見返すのも疲れるからいいや。
冒頭の曲は素敵だなって思うし、オープニングっぽくて耳に残る。だけど私はそこまで心を動かされなかった。歌詞もメロディーも。
キャストもそのキャラクター設定も、面白いのに歌い出すから頭に入ってこない。
社会的マイノリティーの立場をこんなに自然に盛り込んだ映画だから、面白そうなのに面白くない。
歌がハマらないのも大きな点だった。
ストーリーもまとまりがなくてしっちゃかめっちゃか。それがそれぞれの青年たちの苦悩の時間なんだろうが、よくわからない。
また、オリジナルのミュージカルを作詞、作曲、脚本を書いたジョナサンラーロンという方がミュージカル講演初日に亡くなっていたとか…。それは驚きで、ミュージカル初日の様子を聞くと、それは二度とない講演だっただろう…と感じた。
またミュージカルオリジナルのキャスト8人のうち、6人がこの映画の中でも同じ役を演じているという。
そういった素敵な点があるだけに、このつまらなさは残念だった。
監督、脚本の過去の作品を見てそりゃそうね、と納得してしまった。
だいたい眠くなるものばかりだった。
