小雨

グロリアの小雨のネタバレレビュー・内容・結末

グロリア(1980年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

わたしはグロリアがほしい。
強くて、かっこよくて、死なない。絶対にいなくならない。フィルみたいにしがみついてずっと一緒にいたい。嫌がられて怒られそうだけど。

さいきん、『レオン』の対比(原型?)としてなにかでこの作品を見聞きして、でもこちらの方がすきなくらい。
家族をころされたフィルはまだまだ甘えたちいさな子供で、途中、正直なところもういいんじゃないかなと思わないでもなかったけれど、見捨てないグロリアは強くてやさしい。かつての情人や昔の知り合いであるところのギャングとも皮肉な笑みをうかべて渡りあう。ジーナ・ローランズの絶妙な目つきがすてき。かっこいい。すき。
最初からわりと死んでしまいそうな空気が流れていたから、さいごに迎えにきてくれたときにはうれしくて涙目になってしまった。
音楽も臨場感があってとてもよかった。
グロリアが好き。
小雨

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