キアロスタミが好きかと言われるとそれほどでもなく、たまたま機会があったからに過ぎないんだけど、なぜこれを新年一作目にしてしまったか。
そもそも日本人の出演する、しかも日本が舞台の作品はあまり観たくないと思っている。ことしは小津に手を出したいと思っているけど、今のところはそれくらい。
登場する人物全員にいらいらする。
誰もかれも身勝手で、じぶん本位で、したいことだけをして、他人のことなんて考えていない。だからすれ違い続ける。
（観ているこちらが）どうしたらいいんだろう、なにを思って作られた作品なんだろうと思っていたら、唐突に終わりをむかえた。
あまりよくない、という感想。
なんとも言えない気分になったので、u-nextで『アフター・ヤン』と『ストレイト・ストーリー』を観て口直しをした。
