15年以上前にあった、映画版「半沢直樹」。
腐敗した朝日中央銀行を立て直そうと奮闘する、熱すぎる男たちのドラマです。
まず驚くのは、キャスティング。
役所広司、椎名桔平、遠藤憲一、石橋蓮司、根津甚八をはじめ、今の日本映画界を担うキャストばかり。
今ほど売れる前の木下ほうかも。
あとは、チョイ役で田口トモロヲや村上淳が出ていたのにも驚いたけど、1番驚いたのは子役時代の三浦春馬。エンドロール見るまで気づかなかった。
腐敗した銀行を何とか立て直そうとするのが、役所広司をはじめとするミドルエイジの社員たち。
この人たちが、もう熱い熱い。
何とかしようとがむしゃらに走り回り、時には重役にも噛み付く。
特に株主総会のシーンは、すさまじかった。
罵られる頭取、イエローカードにレッドカード、まさに手に汗握るシーン。
原田眞人監督作品では「クライマーズ・ハイ」が本当に大好きなんですが、こちらも良かったです。
ところどころ、IT機器に時代を感じる部分はあるが、それもご愛嬌。
原田眞人監督が魅せるミドルエイジ銀行マンの熱すぎる闘い、体感しました。