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ヴィクトリア女王 世紀の愛のmiumiuのレビュー・感想・評価

3.7
邦題からラブストーリーかと思って観たら、予想以上に権力争いや政治の物語だった。ラブの進行は本当にゆっくり、ささやかでそれが素敵。衣装や美術が美しく、うっとり。
エミリー・ブラント演じるヴィクトリア、とても芯の強い公女! 権力を利用する目的で送り込まれたアルバート公が、良き友人として、恋心は秘めてヴィクトリアを励まし続けるのが素敵だった。女王だろうと誰だろうと、生涯のパートナーは自分自身を慕って大切にしてくれる人がいいよね。
マーク・ストロング出演作ということで鑑賞しましたが、ヴィクトリアの信頼を得るメルバーン卿役のポール・ベタニーも、そこはかとなく色気があって素敵でした。

(追記)
ポール・ベタニー出演作を追いかけて再鑑賞。
他の映画と随分印象違う…のは老けメイクで演じているからですね。地位の高い政治家らしく優雅で落ち着きがあって、ヴィクトリアを導きつつ政治的に譲れないところは妥協せず。他の役とイメージが本当に違う。役者さんって改めて凄いな…!
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